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A 5


 結論から申し上げれば、道徳とは人生や生き方の芸術(アート)です。作者の画力はともかくとして、美術(CG)との親和性が高いのも、道徳そのものに同じ要素が含まれているからではないでしょうか。

 従来の多くの道徳は、法律のように「正しさ」を前面に押し出し、それを守るよう人々に説諭(せつゆ)してきましたが、いまいちインセンティブ(誘因・魅力)に欠けていました。『美徳』の名の通り、道徳はもっと美学的な見地から再構築されるべきだと思います。人によっては「正しくない」と言われても余り痛痒(つうよう)を感じないものですが、「美しくない」と言われると何だか妙に癪(しゃく)に障(さわ)るものです。もしかしたら、内面の美しさも強く磨き上げれば「性淘汰」に影響しかねない要因となり得るからなのかもしれません。

 心の美醜なんて目に見えないから関係ないと思い違いをしているあなた、それらは「一挙手一投足」の立ち居振る舞いや何気ない仕草、無意識の眼差しや佇(たたず)まいなどの形となって現れ、(見る人によっては)透視できてしまうので注意しましょう。内面の審美眼は、全てお見通しなのです。







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